その独自の食文化は、各地に広がるワイン産地とも密接に関係しているという特徴がイタリアにはあります。それぞれの土地の土壌・風土によって育まれたワインは、その地域の料理にマッチするようなキャラクターを持ち合わせています。日本人にとって最も好まれる西洋料理と言えるイタリア料理にぴったりの個性豊かな優れた品質のワインです。

 
 

ロンバルディア
Lombardia

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【Barone Pizzini バローネ・ピッツィーニ】

バローネ・ピッツィーニはロンバルディア州で1870年からの長い歴史をもつフランチャコルタの生産者。「イタリアのシャンパーニュ」とも呼ばれるフランチャコルタは瓶内二次発酵で造られるワインとして初めてDOCGに認定されたイタリアを代表する発泡性ワインです。1991年からは有機栽培に力を注ぎ環境に配慮し、ブドウ本来の個性を味わうワイン造りをすすめています。マルケ、トスカーナ、プーリアに彼らの哲学と一致するワイナリーをグループワイナリーとして迎えています。

ヴェネト
Veneto

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【Nino Franco ニーノ・フランコ】

ニーノ・フランコ社は、1919年にアントニオ・フランコ氏がイタリア北東部のヴェネト州マルカ・トレヴィジーア地域のヴァルドッビアデーネ村において創業しました。同社の畑は、ワイン造りのブドウの栽培に最適と言われるミネラル分が多い石灰質土壌であるため、伝統的に「プロセッコ」と呼ばれるグレーラ種のブドウが収穫されます。このブドウは、さわやかなフルーツの香りと心地よい酸味が感じられ、スパークリング・ワインの生産に適しており、この品種を用いて造られた発砲性白ワインもプロセッコと呼ばれ、イタリアを代表するワインとして国内外を問わず広く愛されています。同社は、プロセッコ産地の中でも特に優れた生産地区であるヴァルドッビアデーネ村にあり、この地区は2010年にDOCからDOCGに格上げとなり、ヴァルドッビアデーネ・プロセッコ・スペリオーレDOCGという新たな格付けとなっています。

トレンティーノ・アルト・アディジェ
Trentio-Alto Adige

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【GIRLAN ギルラン】

イタリアの最北端に位置するトレンティーノ・アルト・アディジェ州。トレントを中心とする「トレンティーノ」とアディジェ川上流の「アルト・アディジェ」が結び付いた名称となっています。ドイツ系移民が多いためイタリア語に加えドイツ語も公用語として使われています。ギルランは1923年設立の長い歴史を持つ大きな組合組織で、240ヘクタールもの広大な畑にはそれぞれの土壌に適した土着品種や国際品種が植えられ、数々の高品質なワインを造っています。主要ワインガイドでも高評価を多く獲得しています。

トスカーナ
Toscana

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【BRANCAIA ブランカイア】

1981年にスイス在住のブリジット&ブルーノ夫妻がカステッリーナ・イン・キャンティの「ブランカイア」と呼ばれていた畑を購入、その後わずか2年でキャンティ・クラシコを生産し、国際的に知られることとなるシンデレラ・ワイナリーです。
エノロゴにはキャンティクラシコの第一人者、カルロ・フェッリーニを迎えており、1998年には娘のバーバラが醸造に全面的に参加しています。現在ではトスカーナを代表するワイナリーであり、国際的な評価も高く、世界中での人気を得ています。

【Villa Puccini ヴィラ・プッチーニ】

フィレンツェ出身のカステッラーニ家は、ダンテの時代(13~14世紀)から市政に携わる一族で、当時からワイン生産を行っていました。20世紀初頭より彼らのワインは広く世界中に輸出されていますが、年月が流れ、世紀が変わっても、記憶に残るワイン造りをしていこうという気持ちは変わりません。カステッラーニ家のワイン造りの根底にあるのは、「ワインの質は畑から始まる」というワイン哲学です。現在の当主、ピエルジョルジオ・カステッラーニ氏はピサ大学卒業後、カステッラーニ社で栽培と醸造の責任者を務め、モダンな消費者の好みに合う、伝統的なトスカーナワイン生産を造り上げようと長年研究してきました。

【argentiera アルジェンティエラ】

フラティーニ家とピエロ・アンティノリとのパートナーシップによって1999年に設立されたボルゲリを代表するワイナリーです。ユニークな土地の特性を生かしエレガントで調和のとれたワイン造りを目指しています。それぞれ異なる特性を持つ4つのエリアに畑があり、石を多く含みミネラルに富んだ畑です。アルジェンティエラという名前は、かつてマレンマの高地に点在した銀(アルジェント)の鉱山と、産出する銀を加工する銀細工職人にちなんだ名前で、天然の湧水地が点在する産地です。

マルケ
Marche

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【Pievalta ピエヴァルタ】

マルケ州エシーノ河流域、カステッリ・デイ・イエージの丘に26haほどのブドウ畑をもつピエヴァルタは、この州の代表品種ヴェルディッキオを2種の異なった土壌で栽培しています。醸造家のアレッサンドロ・フェニーノ氏は、「ブドウがワインになる旅に付き添うだけ」とブドウ栽培にはビオディナミ農法(国際認定機関デメテール認証)を取り入れ、テロワールを尊重したワイン造りを実践しています。ガンベロロッソやスローワイン、デカンター誌でも高い評価を得ています。

 
 
 

シチリア
Sicilia

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【Sallier de La Tour サリエ・デ・ラ・トゥール】

サリエ・デ・ラ・トゥールは、シチリア島のモンレアレに位置します。ピエモンテ出身の名門貴族が18世紀から所有し、1909年より1世紀以上にわたりワイン造りをしています。土着品種と国際品種の両方を栽培し個性豊かなワインを生産しています。中でもシラー種は、この地域に昔から根付いていた品種として知られており、エレガントでバランスの良いシチリアスタイルです。77ヘクタールの広大な敷地を所有し、そのうちの43.6ヘクタールがブドウ畑で海に程近く、日照に恵まれている環境で素晴らしいブドウが造られています。