その独自の食文化は、各地に広がるワイン産地とも密接に関係しているという特徴がイタリアにはあります。それぞれの土地の土壌・風土によって育まれたワインは、その地域の料理にマッチするようなキャラクターを持ち合わせています。日本人にとって最も好まれる西洋料理と言えるイタリア料理にぴったりの個性豊かな優れた品質のワインです。

ヴェネト
Veneto

取扱ブランド
【Nino Franco ニーノ・フランコ】
ニーノ・フランコ社は、1919年にアントニオ・フランコ氏がイタリア北東部のヴェネト州マルカ・トレヴィジーア地域のヴァルドッビアデーネ村において創業しました。同社の畑は、ワイン造りのブドウの栽培に最適と言われるミネラル分が多い石灰質土壌であるため、伝統的に「プロセッコ」と呼ばれるグレーラ種のブドウが収穫されます。このブドウは、さわやかなフルーツの香りと心地よい酸味が感じられ、スパークリング・ワインの生産に適しており、この品種を用いて造られた発砲性白ワインもプロセッコと呼ばれ、イタリアを代表するワインとして国内外を問わず広く愛されています。同社は、プロセッコ産地の中でも特に優れた生産地区であるヴァルドッビアデーネ村にあり、この地区は2010年にDOCからDOCGに格上げとなり、ヴァルドッビアデーネ・プロセッコ・スペリオーレDOCGという新たな格付けとなっています。
【Suavia スアヴィア】
19世紀からソアヴェの丘フィッタでワイン造りに情熱を注ぐテッサーリ・ファミリー。当初はブドウ栽培を行っていましたが、1982年、2代目のジョヴァンニとロゼッタの代から、元詰めを開始。ワイナリー「スアヴィア」としてスタートしました。「スアヴィア」はソアーヴェの昔の呼び方で、ファミリーのこの土地への敬意と愛情のあらわれです。現在ではジョバンニとロゼッタの娘たちが加わり、感受性のある誠実なワイン造りを続けています。
トスカーナ
Toscana

取扱ブランド
【Villa Puccini ヴィラ・プッチーニ】
フィレンツェ出身のカステッラーニ家は、ダンテの時代(13~14世紀)から市政に携わる一族で、当時からワイン生産を行っていました。20世紀初頭より彼らのワインは広く世界中に輸出されていますが、年月が流れ、世紀が変わっても、記憶に残るワイン造りをしていこうという気持ちは変わりません。カステッラーニ家のワイン造りの根底にあるのは、「ワインの質は畑から始まる」というワイン哲学です。現在の当主、ピエルジョルジオ・カステッラーニ氏はピサ大学卒業後、カステッラーニ社で栽培と醸造の責任者を務め、モダンな消費者の好みに合う、伝統的なトスカーナワイン生産を造り上げようと長年研究してきました。
アブルッツオ
Abruzzo

シチリア
Sicilia
